医療的ケア児者の日中の居場所と介護者の就労の場づくりを支援する事業に取り組みます

こんにちは理事の岩渕です。医療的ケア児者とその家族を社会につなぐネットワークでは、2022年4月より新たな取り組みとして「医療的ケア児者の居場所づくりと母親就労支援事業」の立ち上げを計画しております。本日は、この構想について紹介いたします。


私たちのNPOの楠元理事長は、事業を立ち上げた経験が全くなかったのですが、重い障がいを抱えた次女が養護学校に入学したことをきっかけに、学校にいる間に生まれた自由な時間を活用して、卒業後の子どもの居場所をつくりたいという強い気持ちから、数人の母親と一緒に無認可の作業所を立ち上げ、福祉事業や収益事業など様々な事業に取り組みました。その後、義母介護のため次女を連れて宮崎県都城市に転居するのですが、新たな地においても同様の手法で事業を立ち上げ、最終的に社会福祉法人キャンバスの会を設立しております。現在計画している事業は、楠元理事長の二度にわたる日中の居場所づくりやそれを支える起業のノウハウを皆様にお伝えするため、(仮称)楠元塾事業の創設を目的に、その第一弾として、宮崎県内のteとteママの会を対象としたモデル事業に取り組む予定です。

モデル事業は、身近に日中の預け先がなく、なかなか自由な時間をつくり出せないとお悩みの医療的ケア児者家族のグループを対象に、医療的ケア児者である子どもたちが安全安心に日中を過ごせる居場所を整備し、それにより自由になった時間を活用して、ご自身の特技や資格を活かして、居場所を支える資格の取得、居場所の経営を支える起業や就労の準備を行い、子どもを見守りつつ仕事ができる職福近接のしくみづくりを応援することを目的としています。誰かを頼っていては、ご自身やお子さんの人生が思うままにならないと気づきながらも、何から始めればいいのか、どのように進めればよいのか、うまく事業を続けることができるのかなど、考えれば考えるほど不安は尽きません。しかし、その不安を乗り越えて、はじめの一歩踏み出したい方々と共に、楠元理事長がこれまでの経験を活かして相談に乗り、共に知恵を出し合いながら、未来に向けて一歩一歩進めていくような事業を取り組んでいくことを構想しています。楠元理事長は、当初、子どものためを思って起業に取り組んできましたが、ある時、これまで様々な事業を立ち上げるチャンスにめぐりあえたのは、子どもからのプレゼントだったのだと気づいたそうです。私たちは、この子どもたちからのプレゼントを親御さんがご自身の手で形にしていくお手伝いをしたいと考えております。

既にこの事業の実施に向けて、teとteママの会の方々が準備を進め、併せて同会が所属する日向市手をつなぐ育成会は会員さんの応援のために協力できることを模索しています。今後、この事業の経過を適宜レポートいたしますので、よろしくお願いいたします。