こんにちは。理事の岩渕です。ここ数ヶ月、teとteの会のみなさんのがんばりで、「子どもたちの居場所づくりと母親就労事業」は飛躍的に進展しました。この勢いをさらに加速していくためには、teとteの会さんが組織としての基盤を盤石にされていく必要があります。
このようなことから、ブリッジネットワークでは、宮崎県において多くの社会福祉法人やNPOの立ち上げに尽力されてこられた税理法人アイビーパートナーズの代表社員税理士である飯田三和先生を講師にお招きして、「NPO法人のための事業計画」のタイトルのもと、9月1日と8日の2日間にわたり財務や会計に関する勉強会を開催いたしました。
勉強会において飯田先生は、法人設立は事業に永続して取り組む決意表明であること、NPO法人であっても立ち上げた事業を続けていくためには利益が必要であることを説かれ、そのような観点から事業に取り組む上で必要となる会計についての講義が行われました。
1日目は、概説の後、事業実施にあたっての原資の確保、金融機関からの借入の返済方法などの講義が行われました。特に、施設系福祉サービス事業の場合、サービス提供の場となる土地や建物などの不動産を取得するのか賃貸するのかはとても大きな問題ですが、初心者が不動産を取得した場合に経営の上で見逃しやすい点を、具体的な事例を交えながら解説していただきました。
2日目は、宿題となっていた事業計画を基に講義を進めました。借入で不動産を取得し、返済しながら事業を行った場合、損益計算でみえる利益と手元に残るお金は違い、利益があっても倒産(黒字倒産)する場合もあることについて解説をいただき、不動産を取得しても事業を継続していくことが可能な売上高の算出方法について教えていただきました。
2日間で合計4時間にわたる実践的な講義が行われ、不動産の取得も視野に入れた事業計画を検討していたteとteの会のみなさんにとって大変有意義な勉強会となりました。
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